詳しくはまた違う機会に書いていきたいので、箇条書きだけ

 

・驚いた時、思わず出る言葉が「ひっ」とか「ひー」とか、周囲に聞こえない声でかすかにつぶやく「え」になる

・インスタなどでは、言い方が悪いけど「え、なんでこんな写真を載せたの?」とか、けっこうどうでも良い写真を載せる。その理由というのは、この聴覚偏重タイプの人は、本当に風景やある場面に感動したときに「身動きが止まって、そこに見とれる」から。「ボーッと感動している」という特殊な状態になるため、写真は二の次になる

・声が大きい人がとにかく苦手。また、プレッシャーをかけてくるような喋り方、相手がマウンティングを取ろうとしてくるもの、そういう雰囲気がとにかく苦手。雰囲気+喋り方で生理的に受け付けるか受け付けないかがハッキリする。自分の好きなタレントさんとか作品、音楽などについて「あー、あれねー」と批評を受けるとかなり身構える。自分の好きな世界に安易に踏み込まれると「汚された」という感覚を覚えるから

・人ごみがとにかく苦手。人ごみの中にずっといると軽くめまいがするか、尿意が盛んになるか(トイレの個室に逃げ込みたい)、多少の現実逃避をするために物影に隠れて携帯をずっといじっていたりする。コンサート会場など「逃げ場がない場所」に行った時に軽く動悸が走る。ストレスが溜まってその傾向が激しくなると、電車やバスなど「目的地に着くまで自分の自由には降りられない空間+人ごみ」で体調が悪くなる

・他人からの何気ない指摘でパニックを起こしやすい。「え、それ間違いなんじゃないの」と急に差し込まれるみたいな感覚の指摘を受けると「ひっ」と思って動作が止まる。本当に心を許した人以外で、いわゆる「至近距離」が苦手。自分のパーソナルスペースに入られる、もしくはボディータッチが極度の苦手。「触らないでください」って思う。握手もいやいやする。笑

・色々な場所に行きたいし、好奇心旺盛。でも、自分が動揺しているときはひとりの時間が必要。四方が壁に囲まれているような「トイレの個室」など、そういう視界が遮られていて、誰からも見られない場所が、野生のウサギが土の中の巣の中に身を隠すような感覚があって落ち着く

■ 入ってこないで!

「ある空間が落ち着かなくなる」

って、多くの人達が一度は経験する事象でもあるのです。

たとえば、自分が中学生とか高校生ぐらいになったときに、「リビングで、家族と一緒にご飯をどうしても食べたくない時」って出てくるじゃないですか。小学生の時までは「あれね、今日ね、ゆうすけ君がね」って、食卓の場面で今日あったことを全部報告していたけど、中学生ぐらいになって「あ、大丈夫です」ってすごくそっけない態度になってくる。

ずっと家族をやってきたけど、お父さんに「学校はどうだ」と、とにかく侵入してきて欲しくないという感じ。

そう、聴覚偏重タイプって、すごく思春期の時に抱えていた「許可なく私のテリトリーの中に入ってこないで」っていう、そういうデリケートな感覚とすごく似ているのです。とにかく話しかけられたくない。だから、「自分だけの世界」がある携帯電話を離さず持って、その画面だけを見ながら「学校どうだ」→「まぁまぁ」と上の空で答えて防御をする。


■ リンク

 

動物の森の人たちと5感の話

 

優れた(=偏った)5感の話。視覚偏重型について